「せっかく実家に帰ったのに、テレビの音が大きすぎて会話にならない…」
「『うるさいから少し音を下げて』と言ったら、親がヘソを曲げてしまった…」
「補聴器を勧めてみたけれど、『俺はまだそんな年じゃない!』と大喧嘩に…」
久しぶりの帰省。ゆっくり親孝行したいのに、リビングに響き渡る実家のテレビの爆音にイライラしてしまう。そんな経験、ありませんか?
私も78歳の父の「実家のテレビ爆音問題」で、何度も衝突してきました。
この記事では、喧嘩せずに実家のテレビの音量を下げる方法をご紹介します。
なぜ親はテレビの音を大きくするのか?
まず「なぜ親のテレビはあんなに爆音なのか」を理解しておきましょう。
「音量」ではなく「言葉」が聞こえていない
高齢になると、単に小さな音が聞こえなくなるだけでなく、高い音(サ行、タ行、女性の声など)が聞き取りにくくなります。
例えば「加藤(カトウ)さん」と「佐藤(サトウ)さん」。「K」や「S」といった高音の子音が聞き取れず、「アトウさん」という母音しか聞こえていない状態になりがちです。
親と喧嘩せず、実家のテレビの音量を下げる対策
では、具体的に実家のテレビの音量を下げる方法をご紹介します。
テレビの設定を見直す【無料・今すぐできる】
意外と見落としがちな「テレビ側の設定」を確認してみてください。
字幕をONにする
リモコンの「字幕」ボタンを押すだけです。
耳で聞き取れない言葉も目で読めるので、音量を上げなくても内容が理解しやすくなります。NHKはもちろん、最近は民放の番組でもほとんどが字幕対応しています。
うちの父は最初「邪魔だ」と言っていましたが、3日もすると慣れて、今では字幕なしだと落ち着かないそうです。
音声モードを「はっきり」に変更する
多くのテレビには「音声モード」の設定があります。「スタンダード」「シネマ」「ミュージック」などがあり、この中に「はっきり」「くっきり」「クリアボイス」といった人の声を聞き取りやすくするモードがあります。
メーカーによって名前は違いますが、リモコンの「設定」→「音声」から変更できます。重低音が抑えられ、人の声が前に出てくるので、音量を上げなくても言葉が聞き取りやすくなります。
テレビの配置を確認する
テレビが窓の近くにあると、外の騒音にかき消されて聞こえにくくなります。また、テレビの裏側が壁に近すぎると音がこもることがあります。可能であれば、テレビと座る位置の距離を近くするだけでも改善します。
この対策が向いている人
軽度の聞こえづらさで、「ちょっと聞き取りにくい程度」の場合。これだけで解決するなら、お金も手間もかからないのでベストです。
我が家の結果
字幕ONと音声モード変更で、音量が「45→38」くらいまでは下がりました。ただ、まだ家族には「うるさい」レベル。根本的な解決にはなりませんでした。
テレビ用手元スピーカーを置く
費用:1万円〜3万円 効果:○(テレビの音は改善) 親の抵抗感:低い
テレビの音を手元で聞けるスピーカーを導入する方法です。ミライスピーカーやSONYのお手元テレビスピーカーなどが人気です。
テレビに接続するだけで使えるため、設定はとても簡単。「体に何かを装着する」必要がないので、親の抵抗感も低いです。
メリット
- テレビの音が聞き取りやすくなる(音量は下げられる)
- 体に何もつけなくていいので、親が受け入れやすい
- 設置が簡単(ケーブル1本つなぐだけ)
デメリット
- テレビ「以外」の音は改善しない(家族の呼びかけ、電話の音など)
- 安価なものは音質がイマイチで、逆にストレスになることも
- スピーカーの近くにいないと効果が薄い
我が家の結果
テレビの音量は確かに下がりました。ただ、「お父さん、ごはんよー!」と台所から呼んでも聞こえないという問題は解決せず。テレビの音だけでなく「日常の会話」全体の聞こえを改善したかった我が家には、もう一歩足りませんでした。
▶ ミライスピーカーとの詳しい比較はこちら
【どっちを買うべき?】ミライスピーカーとみみ太郎を両方試した私が本音で比較
ワイヤレスイヤホン・ネックスピーカーを渡す
費用:3,000円〜2万円 効果:○(テレビの音は改善) 親の抵抗感:中
テレビの音をBluetoothで飛ばして、首にかけるスピーカーやイヤホンで聞く方法です。
メリット
- テレビのスピーカーから大音量が出なくなる
- 比較的安価で始められる
デメリット
- 耳を塞ぐタイプは、家族の呼びかけに気づかない
- Bluetoothの接続設定・充電管理が高齢者には難しい
- 「イヤホンをつける」行為自体を嫌がる親が多い
我が家の結果
父に渡してみましたが、「充電が面倒」「耳が痒くなる」と1週間で使わなくなりました。機械が得意な方ならいいかもしれませんが、うちの父(78歳・スマホの電源の切り方すら怪しい)には無理でした。
集音器「みみ太郎」を試す
費用:55,000円(税込)※無料お試しあり
我が家が、最終的に辿り着いたのが集音器「みみ太郎」でした。
みみ太郎は、人間の耳の形を模した「人工耳介」という独自技術で、音をただ大きくするのではなく、「耳が本来聞いている自然な音」を再現する集音器です。
「自然な音が聞こえるイヤホンみたいなものだから、1回だけ試してみて」
そう言って渡したところ、これが大正解でした。
テレビの音量が「45→22」に激減
みみ太郎を耳にかけた瞬間、「おっ?」という顔をしました。いつも音量40以上だったテレビが、20台でも言葉がはっきり聞こえるようになったのです。リビングに静寂が戻った瞬間でした。
ります。公式サイトから申し込むと貸出し機が届き、合わなければ返却するだけ(返送料のみ自己負担)。いきなり5万円を払う必要はありません。
▶ みみ太郎の口コミ・評判をもっと詳しく知りたい方は
【2026年】みみ太郎の口コミ・評判まとめ|実際に購入した私と父の本音レビュー
▶ 無料お試しの手順を確認したい方は
【警告】みみ太郎はいきなり買うな!失敗しないための「無料お試し」活用法
よくある質問(FAQ)
Q1. テレビの適切な音量はどのくらいですか?
A. 環境省の基準では、昼間は55デシベル以下、夜間は45デシベル以下が目安です。テレビのリモコンの音量数値はメーカーによって異なるため一概には言えませんが、隣の部屋まで音が漏れている場合は、確実に「うるさい」レベルです。
Q2. 親にテレビの音量を下げてほしいと伝えるコツは?
A. 「うるさい」「下げて」はNGです。代わりに、「テレビの音、もう少し聞き取りやすくなる方法があるみたいだよ」と「解決策を一緒に探す姿勢」で伝えてください。問題を指摘するのではなく、改善策を提案する方が受け入れてもらいやすいです。
Q3. ミライスピーカーとみみ太郎、どちらを選べばいいですか?
A. テレビの音「だけ」が問題ならミライスピーカーで十分です。ただし、テレビに加えて家族の会話や電話の声も聞こえにくくなっているなら、みみ太郎の方が根本的な改善が期待できます。我が家では両方試した結果、みみ太郎を選びました。
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【どっちを買うべき?】ミライスピーカーとみみ太郎を両方試した私が本音で比較
Q4. 親が何を試しても嫌がる場合はどうすればいいですか?
A. 無理強いは逆効果です。まずは対策①(字幕ON・音声モード変更)のように、親に何もさせずにできることから始めてください。それでもテレビの音が下がらない場合は、「健康診断のついでに耳も診てもらおう」と対策⑤(耳鼻科受診)を検討してください。
Q5. 集音器と補聴器は何が違うのですか?
A. 補聴器は医療機器で、聴力に合わせて専門家が細かく調整します。集音器は音響機器(家電扱い)で、音を全体的に大きく聞こえやすくするものです。高度難聴の方は補聴器、軽度〜中等度の方は集音器が適しています。
▶ 詳しくはこちら
30万円の補聴器と何が違う?父に「みみ太郎」を選んだ決定的な3つの理由
まとめ:「うるさい!」と怒る前に、できることがある
テレビの音がうるさいと、ついイライラして親にきつく当たってしまいがちです。
でも、親もわざとうるさくしているわけではありません。加齢で高い音が聞き取りにくくなり、「音量を上げるしかない」と思い込んでいるだけなのです。
まずは、お金のかからない方法から試してみてください。
字幕をONにする。音声モードを変更する。これだけで改善するケースもあります。
それでもダメなら、スピーカーや集音器を検討してみてください。特にみみ太郎には10日間の無料お試しがあるので、お金を払う前に親御さんの耳で確かめることができます。
避けてほしいのは、「うるさい!下げてよ!」と怒ることです。それは親のプライドを傷つけ、関係を悪化させるだけです。
道具の力を借りて、「テレビも快適、会話も楽しい」という平和なリビングを取り戻してください。
その笑って会話ができる穏やかな時間は、何にも代えがたい親孝行になるはずです。
※この記事は筆者個人の体験に基づくものです。集音器の効果には個人差があります。聞こえに深刻な問題がある場合は、まず耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
